以前はHIVというと命の危険がある病気でした。
HIVに感染すると、治ることが無く、10年程度でエイズを発症し命を落とします。
しかし今は医療技術が向上し、HIV感染をできるだけ早く発見し医師のもとでしっかりと治療を行えば、エイズの発症を40年近く遅らせることができるといわれています。
仮に25歳でHIV感染が発覚し40年以上エイズの発症を遅らせることができれば65歳です。
今後の医療技術が上がればもしかすると完治する可能性もあるかもしれません。
ちなみに今エイズを発症している人は、HIV感染を気が付かず治療を受けることなくいきなりエイズを発症している人が多いです。
ここでは、HIV感染後に現れる初期症状についてまとめました、疑わしい場合は早期検査をしておきましょう。
HIV感染の初期症状が現れる時期
HIVに感染すると2-8週間の間に初期症状が現れます。
急性HIV感染症(primary HIV infection)や急性レトロウイルス症候群とも呼ばれます。
HIV感染症の第一期の症状です。
体の中で、HIVが増殖をはじめ、対抗する抗体を作っている時期です。
体の中ではとても忙しくHIVと戦っている最中で、さまざまな症状が現れます。
ちなみに、HIVは時間をかけゆっくりと免疫細胞を攻撃し破壊します。
10年程度で免疫がほとんどなくなり、健康な人ではかからないような病気になりやすく、さまざまな菌に感染し、病状で苦しみます。
エイズといわれる病気です。
こうなると、病気を抑えるために薬を投下し、短い余生を様々な病気と薬の副作用と戦い生き続けます。
HIV感染した場合は、免疫細胞が減らない段階で発見することがとても重要なことです。
HIV感染の12の症状
HIVの初期症状には、アメリカの健康サイト『Activebeat』で発表された12の症状があります。
ここではそれに沿って紹介します。
なお、12の症状がありますが、HIV感染者すべてが同じ症状になるわけではないです。
個人差はあります。
初期症状は、主に風邪に似た発熱と発疹を訴える人が多いです。
過去、1-2か月の間に疑わしい行為があった場合はHIVの初期症状かもしれません。
1.熱がある
代表的な症状です。
HIV感染者の90%近い人が発熱を経験しています。
特徴としては前触れもなく急に体温が上がります。
ただ健康だった大人が、急に高熱を出し、数日続く場合はHIV感染だけでなく様々な病気が疑われます。
1つはインフルエンザです。
急に38度を超える高熱になるので、とても似ています。
しかし流行があり、周りに感染している人がいればインフルエンザではないかとすぐに疑えますし、インフルエンザは内科や耳鼻科で簡単に検査ができるのですぐに疑いが出ます。
そのほか、細菌性の肺炎、結核なども疑われます。
2.喉の痛みがある
この「喉の痛み」も、代表的なHIVの初期症状です。
インフルエンザとHIVの初期症状は「発熱」にもあるように、とても似ています。
HIVは主に性行為、インフルエンザは飛沫感染するので、感染経路から疑うしかないです。
元々喉が弱い人もいるので、人によっては疑いにくい場合もあります。
3.体が痛い
インフルエンザ同様に、発熱が引き金になり、関節痛と筋肉痛を感じます。
体の節々が痛くなります。
4.咳、のどの痛み
喉に代表的なHIV初期症状があります。
咳止めや症状を抑える薬は効きにくいです。
個人でインフルエンザと区別するのは難しいです。
HIVの初期症状、喉の痛みについて
5・リンパ節の腫れ
風邪の時も耳に後ろや首などのリンパ節が腫れます。
腫れだけでなかなかHIV感染とは判断しにくいのですが、男性はどちらかというと風邪で腫れることは少ないです。
HIV感染でない場合でも、リンパが腫れることは、細菌が入り込んでいると考えられます。
HIVでない場合でも、病院に行くことが重要です。
6.頭痛
頭痛もHIV初期症状で多く見られます。
もちろんインフルエンザでもよくある症状ですし、いわゆる頭痛持ちさんもいます。
なかなか判断が難しい症状です。
7.体重が減る
症状というよりも、症状がでて、結果として体重が減ってしまいます。
下痢や嘔吐が続きます。
ノロウイルスや食中毒だと、体内から体に悪いものを出すとすぐに回復します。
長くても2日程度、厳しい症状が続くくらいです。
しかしHIV感染の場合は症状が続くので、比較的疑いやすい症状です。
結果5%以上の急激な体重の落ち込みがある場合は疑わしいです。
8・疲労感/倦怠感
休んでも、寝ても体の疲れが取れない状況が続きます。
発熱が続き体力が奪われることもあり、HIVではよくある症状です。
9・発疹
代表的なHIV初期症状です。
70%の感染者が経験していて、初期症状でなく、後々帯状疱疹を発症することもあります。
場所は決まっておらず、様々な箇所で赤い腫れができます。
多少のかゆみを伴うものから、水ぶくれになるような場合もあります。
10.寝汗
体温調節の目的で発汗し起床すると着ている服がべとべとになるほど汗がひどいことがあります。
寝ている間に急激に体温が上がることもあるためです。
11.口唇ヘルペスができる
人によってはヘルペス自体は珍しい病気ではないです。
HIV感染すると免疫が低下し、ヘルペスになることもあります。
ヘルペスにならない人が症状に出た場合はHIVの初期症状として疑う必要があります。
12・症状がない
自覚症状がない場合です。
ただ、症状が出ないことはなく、症状に関心がない人です。
いきなりエイズを発症する人は、HIV感染に無関心で放置しておく傾向があります。
後々振り返ると、「症状があった」というケースが多いです。
初期症状のまとめ
HIVの初期症状は、インフルエンザを中心に多くの病気の症状と似ています。
見分けがつきにくい症状が多いです。
過去感染の疑いのある行為がある場合は必ず検査しておきましょう。
米国の疾病管理予防センターは、HIV感染者の20%が、感染に気が付かないと警告しています。
そして「HIVへの感染を確認する唯一の方法は、検査を受けることです。」とまとめています。
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もっとHIVについて知っておこう!
1.HIVとは
2.HIV感染を疑う初期症状には見逃してはいけない12の症状がある。
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