HIV感染の初期症状の１つとして、発熱があります。
とても代表的な症状で、感染した人の90%が経験するほどです。
ただ、発熱はHIVだけに限った症状ではないので、どのような場合はHIV感染を疑うといいのでしょうか。
発熱はHIVだけじゃない
急な発熱を伴う病気はたくさんあります。
主なところではインフルエンザですし、マイコプラズマ肺炎、結核なんかもあります。
発熱自体は、何かしら体に異常があり、体が防衛反応を起こしワルモノと戦っている状況です。
健康な大人で、38度を超える熱が続くことは基本的にないことなので、HIVではないにしても何かしら病院に行くことをすすめます。
なお、HIV感染の場合は、感染機会から2-8週目におきます。
HIVが体内に入り、そのウイルスに抵抗するための抗体が作られている時に症状が出ます。
収まるのは、抗体ができてからということで、１週間程度は続きます。
ではHIVとどのように判断をしていけばいいのでしょうか
HIVの可能性
発熱があると、多くの人は内科に行きます。
内科では、はっきりと原因はわからないけど、何かしらウイルスが体内に入って発熱していると判断します。
この時点でHIVと疑ってかかる医師はいません。
薬は、症状を抑える薬、ウイルスをやっつける抗生物質が1週間分処方されます。
HIVの場合は、抗生物質が利かないので、薬は意味がないです。
症状を抑える薬が聞いている時だけ、熱が下がり、不定期に体温が上がったり下がったりします。
結局症状が治まらず、１週間後に病院に行くことに。
もしも疑わしい行為が過去にあればしっかりと伝えてください。
言わない場合は、結核や他のウイルスの感染を疑い、様々な検査をします。
血液や尿の検査、タンを採取してウイルスを直接探したり、場合によってはレントゲン・ＣＴなどもします。
しかしHIV検査はしません。
２回目の診断も他のウイルスが体内に入っているということで、別の抗生物質が処方されます。
良いのか悪いのかわかりませんが、HIV感染の場合は２週間程度で発熱が治まるので、タイミングとして薬が効いたかのように症状がなくなります。
さらに１週間後病院に行き、様々な検査の結果を聞きます。
HIVの場合は検査していないので、結果はとてもきれいです。
まあ、それなりに年を取っていたら、どこか悪いところはあるのかもしれませんが。
HIVはわかりません。
症状がきえていると、２回目の薬が効いたと言うことで、次回の通院は不要となります。
・・・通常は内科の医師でも疑わないものです。
HIVは自分で積極的に検査するしかありません。
HIV感染の可能性のポイント
HIV感染は気が付きにくいです。
HIV感染の可能性がある場合は以下の点に注意。
- 薬が効かない
- 疑わしい性行為がある
- その性行為は1.2か月前
発熱だけで判断は難しく、抗生物質が利かない、疑わしい行為の有無は必須です。
またHIVの感染を確認するには、自主的に検査を受けるしかありません。
検査ができるのは保健所、病院、郵送の検査キットの３種類です。
検査目的で献血をすることは禁止されていて、もしＨＩＶだったとしても教えてくれない仕組みです。
また、会社などで行う一般的な健康診断でもHIVは検査しないので、自主的に検査するしかないのです。
もし、疑わしい症状がある場合は検査しておくことをお勧めします。
もっとHIVについて知っておこう！
1.HIVとは
2.HIV感染を疑う初期症状には見逃してはいけない12の症状がある。
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