HIVに感染している人と、エイズを発症してしまった人はどのような生活を送っているのでしょうか。平成25年の調査で、日本には、HIV感染者が14705人、エイズ患者が6717人います。
エイズは予後がとても悪く、発症すると数年で亡くなってしまいます。またHIVに感染すると今のところ完治はできないので、感染から10年程度でエイズを発症します。
しかし、最近は治療方法が確立していて、HIVに感染しても「この世の終わり」というわけではなく、感染を早期に発見し適切に対処すればエイズの発症を40年以上遅らせることができるようになっています。
もしもHIV感染となっても、すぐに命の危険があるわけではないのです。
ここでは、HIVに感染している人の生活とエイズ患者の生活を解説します。大きな差があるので、HIVの疑いがある場合は、放置せずに早期発見のため検査をしてください。
HIV感染者になると変わること
HIV感染者でも、早期発見していれば長い間、生活はほとんど変わりません。
日常の通勤、通学は問題ないですし、特別食事の制限もありません。
一応、免疫力が落ちるので、ナマモノはできるだけ避けることや、サプリメントの服用は注意する必要はあります。一般的な「健康的な生活」を送ることを心がければ特別問題はないです。
あとは、定期的に拠点病院に行き受診し、免疫状態を確認することになります。
では、具体的な治療はいつから始めるのでしょうか・・・。
投薬の時期
薬を飲み始める時期は、他に感染している病気や免疫状態の指標となっているCD4陽性リンパ球数の値によって変わってきます。
CD4陽性リンパ球数が300-500以下になって投薬を開始するのが一般的です。
もちろん、状態によりそれぞれ変わります。
先に投薬することも可能なのですが、早いと免疫力を保つことが出来る利点はあります。
しかし、薬の副作用で体がきつくなったり、薬が効かないウイルスができ将来的に治療の手段が少なくなる危険もあります。
現在は30種近い薬があり、それを混ぜて服用し、HIVに効果があり、体に負担のかからない薬を使うようになっています。
他の患者の症例などを参考に、患者それぞれに治療プランが提案されます。
投薬にかかる費用
投薬が開始されると、薬にかかる金額負担が大きくなります。
薬は様々な種類があり、1日1回3-4種類を服用します。
1錠2000円とすると、1日6000-8000円の負担です。
毎日飲むので、年間300万近い薬代がかかります。
もちろん全額負担ではなく、身体障害者手帳、重度心身障害者医療、自立支援医療などがあり、2-3割ほどの負担になります。
それでも毎月6万くらいはかかってしまいます。
ただ、
- 薬を飲む
- 定期的な通院をする
- 食事、生活を気を付ける
これら以外は制約がほとんどありません。
HIVに感染しても適切に治療を行えば、薬の副作用は少しあるものの外見も生活も健康な人とほとんど変わりません。
そして、早期に発見できれば40年以上エイズの発症を遅らせることができています。
エイズと知らされた患者について
エイズと診断されるのは、免疫がおち、普段は抑えられていた病気に感染することです。
現在23の指定された日和見感染症があり、この病気にかかったことでエイズと診断されます。
エイズを発症すると明らかに「病的」な外見になります。
さまざまな日和見感染症にかかり、薬の投与も増えます。病気と薬の副作用で、病を患っていることがわかるほど弱ってきます。
ただ、エイズの発症は遅らせることができています。今やエイズは、HIVに気が付かなかったり、治療を放棄してしまった人がかかる病気になっています。
HIV感染者とエイズ患者には大きな差があるのです。
エイズを発症する前に、HIVの感染はしっかりと発見しておくことがとても大切です。
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