HIVはどのように体の中に入ってくるのでしょうか。
感染の原因について詳しく記載します。
すこし古いですが2006年に厚生労働省のエイズ動向委員会の調査を元にします。
※ 血液製剤事件は除く
もっとも多い感染の原因は「性行為」
なんだかんだで性行為がダントツ多く、HIV感染者の76.5%が性行為によって感染しています。
さらに半数は異性間のセックスによる感染の可能性がある結果。
男性間の性行為で感染する人が多いのは事実ですが、最近は男性から女性、女性から男性へと感染も広がっています。
アナルセックスがもっとも危険で、次にセックス、オーラルセックスという順に感染率が高いです。
感染率について詳しくはこちら
3つの母子感染リスク
母子感染は少なからず例があります。
そしてどれも感染力が強いのです。
3つの感染原因があって1つは、母親のおなかの中で感染して生まれる場合です。
次に出産のタイミングで感染することで、母親も子供も血だらけになるのでどうしても感染してしまいます。
そして怖いのが母乳による感染。
母乳にはたくさんHIVが含まれているといわれています。
かわいそうな例があって、出産前に母親が陰性。
その10年ほどたって母親が結核にかかり、調べるとHIV感染でした。
原因は父親で妊娠中に感染してしまい、出産直後に母親にうつっていました。
そして母乳を飲んだ子供も感染という結果に。
母子感染は例がすくないのですが感染しやすいです。
注射針の事故
限りなくゼロです。
医療の事故はいくら防いでいてもおきてしまうことがあります。
メス、注射針など血液が付着してしまう道具がおおいですから。
今は外科医だけでなく、内科医も歯科医も手袋をつけて行います。
感染しないように、そして感染させないように注意しています。
このほかの感染原因としては、ドラッグの使いまわしなどがあげられます。
日常生活で感染することはない
日常の生活で感染することはまずありません。
HIVは意思もなく、そしてとても弱く、血液や体液の中でしか生きられません。
少しでも外気に触れるとすぐに活動ができなくなります。
まともに生活していれば、注意する感染原因は性行為だけです。
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