性病検査キットの比較、はじめての人にもわかりやすく解説

あなたが「HIV感染の疑い」をもってこのページにたどりついた場合は、ぜひ読んでほしいです。

私は、2015年にある病気を患い原因不明の高熱が1週間以上続き、HIVに感染したのかもと悩みました。
抗生物質も効かず、唯一解熱剤がきいているときだけ体が楽になっていたのです。

病院では尿、血液検査を行い、レントゲン、CTスキャンも行いました。
しかし原因は不明・・・。

残る可能性は「一般的な抗生物質が効きにくい病気」です。
最初に疑われたのは結核で、そのほかさまざまな聴きなれないウイルスもありました。

自分でもわからないので、いろいろと調べるとHIVの可能性もありました。

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当時、自分は風俗、性行為の経験もあり、インターネットで「発熱 原因不明」というようなキーワードで調べたところ。
HIVの初期症状と似ていることを認識し、HIVの可能性もあると思っていたのです。

自分のHIV感染を疑い、結果を知るまでの約1週間はとても重く苦しい日が続きました。
自分の行為を反省し、パートナーを疑い、親、家族・・・もしも陽性だった場合のこれからの生活のこと。

たくさんの負の重石に心が押しつぶされそうでした。

さいわい結果は、HIV検査陰性、別のウイルスが判明し専用の薬を服用し1週間で回復。
今も元気に生きています。

ここでは私がHIV感染を疑い、HIV検査を行うまで調べたこと、HIV検査をする前に確認しておくべき具体的な内容を紹介します。

HIVとエイズのこと
HIVの初期症状とエイズ発症まで
HIVの感染経路と感染率
HIV検査の方法
HIV検査できる場所

是非参考にしてください。

HIVとエイズ

そもそも、自分がHIV感染を疑うまで、HIVとエイズの違いすら知らなかったです。
自分のHIV感染を疑い、アメリカの国家機関がだしている感染症の資料や、日本の感染症の文献を読み漁りました。

以前は、HIV=エイズという認識がありましたが、ただしくは

  • エイズは病気
  • HIVはエイズを引き起こす原因のウイルス

ということです。

そして驚いたのは、現在医学が発展し、HIVに感染しても、適切な治療を行えば、40年エイズの発病を遅らせることができるのです。
エイズ=死ぬ病気という認識があったので「HIVに感染すると、余命●年です宣告される」と思っていました。

仮に30歳でHIV感染し、40年遅らせることができれば70歳まではエイズを発症せずにすみます。
そのころは、エイズとは関係のない別の病気になっているのかもしれません。
もしかすると、HIVを完治できる治療法が確立されるかもしれません。

どちらにせよ、いまはHIVに感染してもエイズでなくなることは防げるのです。

HIVを疑ってから認識したこと

HIVに感染しても、すぐに直接、命の危険があるわけではない
エイズはHIV感染に気がつかず、放置した結果、患う病気で
少しでも疑わしい場合は検査する

次に、HIV感染を疑った初期症状についてです。

HIVの初期症状とエイズ発症まで

HIVの感染からエイズの発症まで、大まかに以下の流れになります。

  1. HIV感染
  2. 体内でHIVが増加
  3. 初期症状
  4. 抗体ができる
  5. 沈黙の期間
  6. エイズの発症

HIVが体内に侵入すると、白血球などをのっとり増殖を始めます。
だいたい感染から2-8週目の間に体内では壮絶な戦いが行われているのです。

体ががんばっているときに、信号を発するのが初期症状です。

HIVに感染すると、7-8割くらいの人に初期症状が現れます。
中でも多いのが、私も疑った「発熱」です。
そのほかに、リンパ節の腫れ、のどの痛み、発疹など。

詳しい症状はこちらの「HIV感染を疑う初期症状には見逃してはいけない12の症状がある。」を参考にしてください。

初期症状といっても、特別な症状ではなく私も経験したように内科の先生は最初からHIV感染を疑うことはありません。
どこにでもある「風邪」「体調不良」とも差がないのです。

抗体ができて、長い沈黙期間

体も抵抗するために抗体を作ります。
そのころには初期症状も自然になくなります。

実際に体内では抗体のおかげで、ウイルスが減り、健康な体、見た目に戻ります。
まったく普通の人と変わりありません。

もし、気がつかず放置しておくと10年ほどでエイズを発症します。
だんだんとHIVが勢力を拡大し、免疫の指標になるCD4が減っていくのです。

・・・でもいきなりエイズを発症するわけではないです。
多くの人は、疑わしい病気に掛かります。

それが、帯状疱疹やニューモシスチス(カリニ)肺炎です。

重い、治りが悪い肺炎だなーと思っていると・・・病院でニューモシスチス(カリニ)肺炎と診断され、HIVの拠点病院で詳しく検査するというのが多い流れです。
ニューモシスチス(カリニ)肺炎をわずらっているとHIVの進行も進んでいて、今にもエイズを発症してもおかしくない状況になっています。

ニューモシスチス(カリニ)肺炎

原因はニューモシスチス・イベロチーという酵母様真菌です。
健康で免疫が高い人は、免疫に菌の活動をおさえることができているので、かからない病気です。

しかしHIVに感染して免疫が低下している人はかかってしまうのです。

もちろん、HIVでなくても、初期症状に似た症状が出ることもあります。
帯状疱疹も、ニューモシスチス(カリニ)肺炎もHIV感染していなくても発症します。

HIVに感染するには、なからず感染経路があります。
この感染の疑いがあるのかを必ず確認しなければいけません。

HIVの感染経路と感染率

HIVに感染するには、HIVに感染している人と接触しなければいけません。

HIVはヒトの血液、精液、膣内分泌液、母乳に潜んでいます。
唾液や汗にも一部潜んでいるようですが、感染するほどの力はありません。

HIVはとてもデリケートで血液、精液、膣内分泌液といった特定の環境でしか生きることができないのです。

そのため感染力はとても弱いです。
日常の生活で、キスをしたり、抱き合ったり、回しのみをしたりしても感染することはありません。

主な感染経路

  • 輸血
  • 医療事故
  • 注射針
  • 母子感染
  • 性行為

主な感染経路です。

1980年代に薬害エイズ事件があったので、今の日本で輸血や医療事故(針刺し事故など)で感染することはほとんどありません。
注射針も一般に生活している人が使うことはないです。

母子感染もまれに起こります。
産婦人科では妊娠がわかった3ヵ月頃に初期検査を行いHIVも検査します。
出産の際の産道では出血を伴うので感染する確率がとても高いのです。

もちろん多くの人が陰性です。
しかし、怖い例があって、母乳感染です。

検査で陰性だったのに子供がHIVだったという事例があります。

それは、妊娠中に夫が浮気し、HIV感染。
出産後気がつかず夫婦で性行為をして母親にHIV感染。

感染した母乳から生まれたばかりの子供に感染してしまう例です。

数は少ないのですが、母乳は感染力が高いのです。

もっとも多い感染経路は性行為

HIVに感染した人の多くは性行為で感染しています。
体液が傷口、炎症に触れ体内に侵入するのです。

といっても感染率はそれほど高くなく、

  • アナルセックス 0.57%
  • セックス 0.1%
  • オーラルセックス 0.01%

という程度。

コンドームをつけるとさらに下がります。
逆に、クラミジアや淋病などほかの性病を患っていると、周辺に傷口や炎症があるためウイルスの進入を許しやすく、感染率は格段にあがります。

クラミジアや梅毒といった性病の疑いがある場合は、相手も病気を持っている場合があるので必ずHIV検査をしておくといいです。

特定のパートナーがいても、パートナーが浮気していないとは限りません。
もし、HIVの疑いがある場合は必ず検査しておくべきです。

HIV検査の方法

現在、HIV検査にはさまざまな方法が出てきています。
感染の機会から2週間程度で検査できるものもあります。

といっても、現在の主流は

HIVの抗体確認検査
もしくは
HIVのスクリーニング検査と抗体確認検査を混ぜ合わせたタイプです。

早い検査は精度に問題がある

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感染から2ヶ月以内でできる検査は、精度が悪いです。

HIVの抗体確認検査は感染機会から3ヶ月待って行います。
しかし、感染の疑いを持っている人は、HIVの抗体確認検査まで待てない場合があります。

その場合、検査病院などで、感染から2週間程度で検査ができる方法を受けます。

別に悪くはないのですが、100%疑いを晴らすことができないのです。
例えば、HIVには2つの型があり、1つは認識できない検査もあります。

このように拾いきれない疑いも残り、検査をしても結局3ヶ月待ってHIVの抗体確認検査をすることになります。

現在の主流はスクリーニング検査

現在、スクリーニング検査を行うことが主流です。

スクリーニング検査は、体内に「HIVの抗体ができてるか?」を確認します。
HIVが進入すれば、必ず血液中に抗体が生まれます。

とても精度が高く、即日検査できるところも多いです。
この検査に重要なのは、抗体ができるまで待つ必要があり、それが「感染から3ヶ月」です。

期間を守って検査した場合、陰性の場合は100%感染していないです。
陰性を確定するために行う検査なので、陽性は判断保留として、時間をかけしっかりと確認します。

HIV検査できる場所

任意でHIV検査をするには、以下の4つの方法があります。

  • 保健所
  • 検査病院
  • 郵送の検査キット
  • 自己検査キット

保健所

保健所では定期的に無料でHIV検査をしています。

詳しくはこちら
HIVの検査を保健所で行う場合、事前に確認しておく4つのことと当日の流れ。

専門の人がしっかりと対応してくれるので安心できます。
しかし、HIV以外の性病は検査できないことも多く、また行政機関なので・・・日時がとても限られています。

だいたい月に1,2度、平日の午前中の1時間程度しか実施していないのが現状です。
検査に1日、確認にもう1日いく必要があり、普通に学校にいっていたり、会社勤めの人には難しいのが現状です。

検査病院

大きな都市や街には性病検査専門の病院もあります。

任意で行っていて、さまざまな検査方法を実施しています。
感染から2週程度で検査できる検査方法を用いている病院もあり、時間にも融通が利きます。

その分、料金は高めの設定です。

HIV検査だけなら8000円前後です。
関連する梅毒、クラミジア、淋病も検査すると、その検査分料金がかかります。

郵送の検査キット

最近多くなっているHIV検査の方法です。
私も郵送で行いました。

病院の医師はまったく検査する気はなかったです。
会社勤めなので、保健所はいくのは時間的に無理でした。

郵送での検査方法はインターネットで購入し、自宅に送られた検査キットで採血します。その後書類と血をにじませた紙を送り返し、検査をしてもらいます。お知らせもメールや専用のHPで確認するので、わざわざ病院や保健所に足を運ぶ必要もありません。

検査を担当しているのは、自治体の厳しい審査を受け認証をもらっている衛生検査所です。
検査キットは医療機器のため、販売するにも免許が必要になっているので、保健所や病院と同じレベルの信頼性があります。

性病検査キットの比較に、HIV検査キットの価格をまとめています。

5000円以下で検査できます。

自己検査キット

海外では一部自己検査キットが販売されています。
実際に日本での個人輸入で入手も可能。

しかし、精度が悪かったりするので・・・・使えません。

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最後に「献血」でHIV検査をしようと考える人もいますが絶対にやめてください。
献血はあくまでも、命をつなぐために血を分け合う行為です。

もしHIVの血が患者に輸血され、感染を拡大すると考えると思うととても悲しいことです。

もちろん防ぐため献血ではHIV検査をしています。
しかし・・・結果は誰も教えてくれません。

献血を使ってHIV検査をすることはできません。

HIV検査を受けてください

HIVに感染していることが疑わしい場合は必ず検査してください。
HIVに感染していても余命宣告されるわけではないです。

それよりも、感染したかもと「疑い」をずーっともっておくと、仕事も勉強も手につきません。
白黒つけ安心した生活を送るほうがとても有意義です。

HIV検査は保健所や専門の病院で検査うすることができますし、郵送の検査キットでは簡単にできます。

早期発見のためにも今すぐ検査の予定を考えましょう。

「感染しているかも」と思ったら自宅で簡単、性病検査キット

自宅で数分。
保健所や病院と同等の信頼の検査!

  • 早期発見こそ大切
    HIVは感染しても、早期発見し治療を開始すれば命の危険はとても低いです。
    検査を受けることが大切、気になる人は検査を受けましょう。

  • 急増中の梅毒の検査
    近年急増している梅毒の検査キット。初期は症状に気がつきにくい特徴があります。
    早期発見し治療を開始すれば、目だった発疹もなく治すことができます。

  • おトクな3種検査
    HIV、梅毒、B型肝炎と感染しても気がつきにくく、重大な症状を引き起こす可能性が高い病気を一斉に検査できます。
    同性との性行為や海外の方と接触経験がある場合はこちらで検査しておくといいです。


イチオシの性病検査キット
STDチェッカー


その特徴は
  • 厚労省の精度検査で「100%完全一致」した唯一の郵送検査事業者。
  • コールセンターは性感染症学会認定士など専門家が対応
  • 全国42,000の医療機関ネットワークで万が一の時も紹介してくれる
  • 採取を失敗しても再検査を無料で実施してくれる
  • 注文者と一切紐づかない、完全匿名検査
  • 宅配便注文で全国翌日受取可能!
  • メール便は送料無料で、不在でも受けとり可能

数ある郵送検査キットのなかでも、信頼性がもっとも高い郵送検査キットです。
2015年に公開された厚生労働省のエイズ対策研究事業の精度検査で、唯一精度100%という結果になりました。

また、性病検査のスペシャリスト企業なので、コールセンターも性感染症学会認定士など専門家が対応し、万が一陽性だったとしても安心です。