性病検査キットの比較、はじめての人にもわかりやすく解説

性病はなかなか症状が出にくい病気が多いです。
HIVは感染しても10年近く発症しませんし、梅毒も数ヶ月の潜伏期間があります。また、日本で最も蔓延しているクラミジアは、妊娠して初めて気がつくケースも多く、年間2万件以上の人が妊娠後の検査で感染をしることになっているほどです。

クラミジアは感染していると、命の危険のあるHIVや梅毒といった怖い病気に感染しやすくなります。幸いHIVの感染者は同性間の性行為をする人の中で感染が広がっているので、感染機会自体が少ないのはいいのですが、梅毒は2011年ころから爆発的に感染者が増えています。

症状で知ることが少ない病気なので、検査をして適切な治療をすることが大切です。
性病検査は、保健所、病院、郵送の3つで行うことが出来ます。

それぞれサービスの特徴もあり、料金も異なるので解説します。

保健所の性病検査料金

保健所で性病検査を行う場合は料金は一切かかりません。
「無料」で行うことが出来ます。

匿名で、どの保健所でも検査が出来るのが特徴。
一見とてもよいサービスのように思います。

しかし問題も多く、

  • HIVが中心で他の性病項目がない保健所がある
  • 検査日時が限られる
  • 人数が限定される

といった面で検査が受けにくいです。

検査日時はどの保健所も平日の午前中に実施していることが多く、なかなか会社勤めの人が行くには難しいものです。また性病といってもHIVが中心で、あくまでもクラミジア、淋病、梅毒はオプション的な位置づけで、検査をしてくれる保健所は少ないです。

HIVが中心になっているため仕方がないのですが・・・。
なかなか検査をしにくいのが保健所のサービスの特徴でもあります。

詳しくは以下参照。
保健所で行う性病検査の概要

病院の性病検査料金

通常の病院は治療をする施設で、検査は得意ではありません。
性病に限ったことではなく、人間ドックのように検査専門の病院があるくらいです。

都市部には性病検査専門の病院も多くあります。
都市部に集中していて土日営業している検査病院もあります。

このような検査専門の病院は「自由診療」で行い、保険が効かないので実費請求されます。

1つの病気の検査にだいたい6千円くらいかかるのが相場。
病名がわからず検査することが多いので、少なくとも2,3の病気を検査することになり、料金が高く軽く万を超える請求がされます。

すでに、膿が出ていたり、炎症が目に見えているような、症状がある場合は治療として病院にいくのは良いです。しかし症状が微妙で、検査のために病院にいくには向きません。

関連記事は以下参照。
性病の検査は何科にいけばいい?産婦人科?泌尿器科?

郵送の性病検査料金

近年性病検査の主流になりつつあるのが郵送の性病検査キットです。
病院や保健所が検査を委託している登録検査所が検査を行なうので精度も変らず信頼できます。

郵送なので、誰にも会うことがなく検査を済ませることが出来ます。

さらに、良い点はなんといっても検査セットが豊富で、複数の性病検査をしても料金は割安。

例えば、女性がオリモノに不安を感じる場合、4つの性病の恐れがあります。
クラミジア、淋病、カンジダ、トリコモナスです。

病院でこの4種を検査すると2万円近い請求が来ます。
しかし郵送の性病検査キットでは送料入れて8000円以内で収まります。

また男性がとにかくHIV、梅毒、B型肝炎、クラミジア、淋病の主要な5種を検査したい場合はも1万円そこそこで検査できます。

症状がなく病名がわからない検査だからこそ複数の可能性を調べる必要があり、郵送の性病検査キットの検査料金はとてもリーズナブルです。

関連記事は以下参照。
性病検査キット、料金別ランキング

まとめ

それぞれの施設によって、性病検査料金は大きく異なります。
しかし保健所はHIV中心ですし、病院は1検査の相場が6000円前後と高額。

郵送検査は送料がかかるものの、検査項目を増やしまとめて検査すると、1検査の相場が2000円以下となりかなりおトクです。

初めての性病検査は出来るだけ多くの病気を疑う検査をしなければ意味がないので、郵送で出来るだけ多くの病気を調べるのが、料金としてとてもおトクです。


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