女性の性病というのは、重いリスクがある一方で、話題の内容がとても個人的な問題なので相談が難しい分野でもあります。
厚生労働省の性感染症の感染者数の発表を見ると、淋病はクラミジアに次いで、感染者が多い病気。
性病は女性にとって深刻な問題なんです。
淋病の感染者が多い理由の1つは、女性は感染しても症状が出にくい事があります。
自分が感染していることに気が付かず、放置して病気が進行したり、他の男性に感染を広げたりすることが要因です。
ここでは、自覚が難しい女性の淋病感染の症状と危険性について詳しくご紹介します。
- パートナーが淋病だった
- おりものが気になる
- セックスで痛みを感じる
- 結婚のタイミング
- 妊活のタイミング
このような状況の女性には読んでほしいので、参考にしてみてください。
女性の淋病の症状
感染した女性の多くは「無症状」です。
医師の見立てによると80%は無症状ということなので、気が付きにくいということです。
出やすい症状
発見が難しい淋病も、些細な体の変化から発見も可能です。
症状が出やすいのは以下の３つ
- 下腹部の痛み
- おりものの増加
- おりものの変化
- 不正出血
- かゆみ
下腹部の痛み
淋病で体内に炎症があり、性行時には下腹部に痛みを感じることがあります。
ただ、クラミジアなど他の病気でも、痛みを感じることがあります。
淋病とは断定できないけど、何かしら性病感染している可能性があります。
おりものの増加
おりものの周期から、増加することがあります。
下腹部の痛み同様に、クラミジアなど他の病気でも、量が増えることがあります。
何かしら性病感染しているかもしれません。
おりものの変化
淋病は膿のような分泌物を出すので、おりものが黄色-白色へ濁ることがあります。
おりものの状況についてまとめました
不正出血
子宮頸部に炎症を起こすので、いたみ以外に出血をすることもあります。
おりものに混ざり茶色くなる分には、まだ軽度なので早めに治療をしましょう。
こちらもクラミジアでも起こる症状です。
量がおおかったり、鮮血の場合は子宮筋腫、子宮頸がんといった重い病気もあるので病院に行くことを進めます。
かゆみ
デリケートゾーンのかゆみは、珍しいことではありません。
単におりものが増え、湿り気がつよく雑菌が繁殖しやすくなることもよくあることです。
一概に淋病といえませんが、周期がいつもと違う場合などは、何かしら疑う必要があります。
淋病に限らず女性の性病はなかなか発見が難しい症状が多いです。
でも病気が進行すると様々なリスクがあるので早めの発見は重要です。
放置の危険性
女性の淋病は、症状が軽いぶん、感染に気が付かず、放置する傾向があります。
相手の男性に感染してわかることもありますが、なかなか発見が難しいもの。
ここでは放置した場合の危険性に言及します。
他の病気への感染リスクが高まる
淋病になると体内で炎症を起こすので、炎症箇所から菌やウイルスが侵入しやすくなります。
もともと感染力のないHIVも炎症箇所では数倍の感染力をもつといわれています。
性病感染はクラミジアや淋病、そのほか重複感染していることが多いので注意が必要です。
不妊のリスク
淋病の炎症が進むと、排卵などに影響があります。
特に卵管の炎症の原因となり、治癒後も卵管が狭くなるという後遺症が残る可能性があります。
淋病に感染し結果として不妊症につながることもあります。
胎児へのリスク
淋病は症状が弱いので、感染に気が付かず、妊娠することもあります。
調査では妊婦の0.1％くらいは淋病に感染している。
怖いのは、絨毛膜羊膜炎による流産や早産が起こることです。
もちろん妊娠後には病院でチェックするのですが、妊娠中の治療を考えると面倒ですよね。
まとめ
淋病は無症状や軽い症状だからと言って、ほおっておいていいものではありません。
感染をそのまま、放置すると卵管が狭くなり不妊になったり、他の重い病気の感染につながる危険性があります。
クラミジアも淋病もとても蔓延していて、一般家庭でも感染してもおかしくありません。
性病感染が心配なタイミングはとても良い機会なので、一度は検査を受けてみてください。
人生の節目には必ず検査する事をお勧めします。
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