HIV=エイズではない!
「HIV感染」と聞くと、エイズを連想する人がいます。
確かにHIV感染しエイズになることがありますが、HIVとエイズは意味が全く違います。
HIVはウイルス
エイズは病名
エイズはHIVが原因で起こる病気で、一度でもHIV感染すると現在は完治できず、エイズを発症する可能性があります。
エイズは死に直面し、怖い病気であることは間違いありません。
でもHIV感染したからといってすぐにエイズを発症するわけではないです。
エイズという病気
HIV感染すると、「ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus: HIV )」が人の免疫細胞を破壊していきます。
その進行が進むと、エイズ「後天性免疫不全症候群(Acquired Immunodeficiency Syndrome:AIDS )」になります。
免疫が全くなくなり、健康な人がかからない病気になり、投薬を続け、その副作用と戦いながら生きます。
1つの病気ではなくさまざまな日和見感染に悩まされ、症状にあわせたくさんの薬をのんで生活します。
入院する場合もあり、見た目は完全な病人です。
HIV感染者とは・・・
反面、HIV感染者は、見た目も生活も、一般の健常者と同じように見えます。
生活に制限が出るのは、セックス、定期的な通院、1日1回程度の投薬ぐらいです。
HIV感染すると、徐々に免疫細胞が破壊されるのですが、破壊を遅らせるためにお早期治療、早期発見が重要なことになります。
HIV感染の早期発見が重要
現在の医学でHIVを完治することはできませんが、HIVの増殖と免疫の減少を抑えることが可能になっています。
日々進化する医学なので、今ではHIV感染してもエイズの発症を40年以上遅らせることができるようになっています。
仮に30歳でHIV感染し、30年発症しなければ、60歳まで生きることができます。
今後の発展で、エイズ発症までに40年以上かかることが確実になれば、70、80歳と生きることもできるかもしれません。
ですからエイズを発症する前の段階で、できる限りHIVの影響を遅くさせることが重要なわけです。
HIV感染は治らないですが、エイズ発症をかなりの年数抑えることができるようになっているのです。
そのために必要なのは検査です。
もしHIVの感染の疑いがある場合は早急に検査して発見することが望ましいです。
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