先進国の中でも日本はクラミジアの患者が多い国です。
100万人近い人が感染をしているのでは無いかという推計もあるくらいです。
厚生労働省の発表している定点観測での感染者数は、2015年に24450人。
潜在患者を含め総数にすると70万から100万人を超える人が感染していると推測されます。
しかも女性はクラミジアの症状が出にくいので、感染している人の数はもっと多いことが考えられるのです。
クラミジアの患者数は一時は、女性の方が男性の2.4倍と圧倒的に多い病気でした。
近年は女性の患者数が減ってはいますが、男性よりもまだまだ多いです。
そして特徴的なのが、10代後半から20代の年齢層を中心にクラミジアが蔓延しています。
若いうちに感染し、そのまま気が付かずに放置されている人も多く、妊娠して行われる検査で初めて発覚することもあります。
ここでは女性のクラミジアの症状などをまとめました。
以下のような経験に心当たりがある方は、クラミジア感染を疑ってください。
- 下腹部に違和感がある
- セックスの時に痛みがある
- 違う相手とセックスをした
- おりものの量が多い、臭う
- 不正出血がある
クラミジアが怖いのが梅毒やHIVといった別の病気に感染しやすくなります。
特に最近は感染力の強い梅毒の感染者が増えているので、早めに適切な処置をしておくことが重要です。
クラミジアになった女性の症状
代表的な症状として以下があります。
- おりものが多くなる
- 下腹部に痛みを感じる
- 不正出血がでる
- 性交時に痛みを感じる
クラミジアに感染した女性は尿道に軽い炎症が起きます。
そのためおしっこの時に尿がしみ、おりものの量が若干増えます。
そのほか濃いおりものがでたり、性交時の痛みや出血をすることもあります。
ただ、どれも軽い症状のため気が付かなかったり、病気を疑うほどでも無い場合が多いです。
放置されるケースが多いのですが、炎症箇所から菌が侵入しやすくなるので他の病気に感染しやすくなります。
クラミジアは少しずつ子宮や子宮頚管に炎症が広がっていくことがあります。
稀に、治っていても子宮とその周辺に後遺症となって残ってしまうことがあります。
管がせまくなったり、硬くなったりして、受精した卵がうまく通過できなかったり、排卵ができなかたりと不妊の原因になるともいわれています。
放置しておくと他の人に感染させてしまうだけでなく、別の病気の感染や重い症状になることもあるのでしっかりと対策しましょう。
女性がクラミジアではないかと判断するには
もしも、行為前に男性がクラミジアと気が付くには意外に難しいです。
判断材料
- 生理近辺ではないのに、血が出ている
- 臭いがきつい
- オリモノが多い、臭う
わかりやすいのは臭いと血です。
体質にもよりますが、臭いがきつい人は比較的膣内の環境が悪い傾向にあります。
病気ではないにしても、深い行為は避けたほうがいいです。
生理の終わりころは血が残ることもあります。
ただ、性行為で血が出ることはないので判断しやすいです。
ちょっとでも疑わしい時は、できるだけリスクの少ない行為をしましょう。
症状がでるまでの潜伏期間
クラミジアは症状が出るまでの数日ほどです。
ただ、クラミジアに感染しても症状に気が付かないケースが多く、潜伏期間や症状はあくまでもおおまかな目安です。
そのほか、特に体調によって大きく変わるので、いつ感染したのか、どの相手と感染したのか検査をして時期をリセットしておかないとわからないです。
感染経路
感染経路は男女とも性行為(セックス)です。
しかもあらゆる行為、セックス、アナルセックス、オーラルセックスで感染します。
感染者との粘膜同士の接触、精液、腟分泌液を介して感染します。
性病の代表的な病気がクラミジアといえます。
性行為以外での感染はほとんどない
クラミジアは感染したのに、症状が出ないことも多く、気が付いていないケースがあります。
過去の相手が誰なのか、感染がわからないこともあり、性行為以外の感染経路を疑うこともあります。
クラミジアはタオルや温泉、プールでも感染することがないわけではないです。
しかし、タオルの場合は・・・例えば健康ランドのような不特定多数の場所でタオルに付着した精液を触ることはあるでしょうか?
クラミジアの菌は体外で生きることができないので、タオルに付着して時間がたっていないものでなければ感染力はありません。
・・・まず考えにくいです。
温泉やプールでも性器が接触しているレベルの話であり、隣にクラミジアに感染した人が泳いでいたくらいで感染はしません。
温泉やプールで感染することは一般的な状況でありません。
オリモノの検査
女性の症状として、最も疑わしいのはオリモノの状態です。
生理周期によりオリモノが変化するので、いつもの周期と違うなーと思った場合は検査することをお勧めします。
他の性病にも感染しているケースも多いので、女性はオリモノ全般の検査をすることがベストです。
クラミジア
トリコモナス
カンジダ
淋病
この4種を検査しておけばいいです。
もし、余裕があれば、HIVや梅毒も一緒に検査するといいです。
クラミジアに感染していると、膣内に炎症があり、そこから別のウイルスの侵入を許しやすくなります。
クラミジアを患っていると、HIVや梅毒に感染するリスクが5倍以上上がるといわれています。
感染経路はすべて性行為なので、できるだけ一緒に検査をする事をお勧めします。
女性の場合は、クラミジア・淋病・トリコモナス・カンジダは膣内分泌をぬぐい、検査します。
HIVや梅毒は簡単な血液検査でわかります。
病院に行くには
女性がクラミジアで病院に行く場合は 産婦人科、婦人科です。
すでに明らかな症状が出ている場合は恥ずかしがらずに行きましょう。
ただ、出産前の女性が診察台に座り触診を受けるのは抵抗がある人も多いです。
もし疑わしい程度の場合は、事前に自分で検査をしてから行くのもいいかもしれません。
クラミジアの治療法
一般に投薬治療になります。
また病院では膣内洗浄を行うこともあります。
抗生剤(ジスロマックなど)を医師に指示された通りに服用します。
飲み忘れがあると効果が薄くなることもあります。
まとめ
- クラミジアはあらゆる性行為で感染する
- 症状はわかりにくい
- 悪化すると不妊の原因になる
- 症状が明確な場合は婦人科・産婦人科にいく
- クラミジアは他の病気にもなりやすい
- 検査は他の病気も一緒に行う
とても身近な病気で、先進国の中では日本が突出して蔓延しています。
誰もが感染する可能性があるので注意しておきましょう。
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