意味不明のだるさが続く、原因のわからない発熱や発疹が続く。
HIVに感染して起こる、初期によくある症状です。
症状は様々で、風邪やインフルエンザに似た症状が続きます。
そしてHIVに感染したすべての人に症状が出るというわけではありません。
人によって症状も違い、とてもわかりにくいのがHIVです。
では、初期症状と疑う場合どうすればいいのでしょうか。
冷静になる
まず、重要なのは冷静になることです。
HIVは怖い病気ですが、現在では早期発見できれば命にかかわる病気ではありません。
適切に生活することで、エイズの発症を 40年近く遅らせることもできています。
手遅れになる前にHIVに感染していることを知れば、命の危険はそれほどありません。
また、HIVは比較的感染力が弱いです。
危険な性行為がなければ感染はほとんどありません。
落ち着いて、過去の行為を振り返ってくだい。
過去を振り返る
そもそも、感染が疑われる危険な行為はあったのか、思い出してください。
現在年間1300名ほどの感染者が発見され、男性が95%を超え、さらに同性間での性行為が感染経路として多くなっています。
また、海外で感染しているケースもあります。
特に感染の可能性が高いもの
- 男性同士の性行為をした
- 自分が不特定多数と行為をした
- 相手が不特定多数の行為をしていた
- 海外で行為をした
- 信用ができない相手と行為をした
このような相手と行為がある場合はちょっとだけ、自分の体を心配してみましょう。
もし行為がない場合は大丈夫です。
HIVというもの
ではHIVというのはどのような病気なのでしょうか。
HIVはウイルスのこと、エイズは病気のことです。
エイズは、HIVにより体の免疫細胞が破壊され、免疫力がなくなった状態のことです。
エイズになると、通常の人では感染しない病気にかかり、病気と薬の副作用と闘いながら生きていきます。
エイズは、発症までに10年程度かかるといわれ、それまでは目立った症状がないのが発見を遅らす原因にもなっています。
HIVが初めて体内に入ると、2週間ほどで体に初期の異常をもたらします。
レトロウイルス症候群と呼ばれる初期の症状で、ウイルスの増殖により起ります。
初期症状は発熱、下痢、発疹と人によってさまざまです。
その後何もなかったかの様に、体の症状が治まります。
しかし体内ではジワジワとHIVが免疫細胞を壊していきます。
ある程度免疫が落ちてくると
- 帯状疱疹
- カリニ肺炎
などを発症します。
このカリニ肺炎は、免疫機能が正常な人では発症しません。
ほとんどの人が保菌しているので、誰もがかかる病気ですが、本来の免疫で発病することはないのです。
でも免疫機能が低下したときに発症することがあります。
このように、免疫が落ちることで本来は感染しない病気を発症するようになってしまいます。
免疫がどんどん落ちていくとさまざまな症状を訴えるようになり、最終的に命を落とします。
現在の医学では、HIVに感染してもそのウイルスを体内から排除することはできません。
しかし最近はHIVの増殖を防ぎ、エイズの発症を遅らせることができていて、早期に発見すれば40年以上エイズの発症を遅らせることができるようになっています。
HIV治療
HIVに感染がわかると、CD4と呼ばれる免疫数を測定します。
HIVの治療はこの数値を目安に治療が行なわれます。
通常健康な人は700-1000近くの数値があります。
HIVの本格的な治療は250をきったあたり、最近のガイドラインは350が目安で、そのあたりの数値から投薬を行ない、それまでは様子を見る感じです。
400をきると、結核や帯状疱疹など症状が出ることがあります。
そして、200をきるころはカリニ肺炎を発症することもあります。
でもCD4も人によっては長い時間維持する人もいます。
数値が30でも平気で生きている人もいますし、すでにエイズを発症し闘病している人もいます。
あくまでも免疫の目安です。
もちろん数値が低いのはエイズの発症の危険が常に付きまとうことは間違いありません。
初期症状
感染が疑われる行為から1-2ヶ月ほどで症状が現れます。
レトロウイルス症候群と呼ばれる時期で、初めて遭遇するHIVに体が反応しています。
その際に体に出る症状をアメリカの健康サイト『Activebeat』が12の症状として紹介しています。
(1)熱がある
(2)喉の痛みがある
(3)身体の痛み
(4)咳が続く
(5)リンパ節の腫れ
(6)頭痛
(7)体重が減る 下痢
(8)疲労感がある
(9)発疹がある
(10)寝汗をかく
(11)口にヘルペスができる
(12)何の症状も全くない(気がつかない)
一般的な風邪やインフルエンザに似ています。
危険な行為があり、思い当たる記憶がある場合は検査することをおススメします。
HIVを発見する方法
HIVだと発見するもしくは、違うと断定するためには唯一「検査」をすることしかありません。
インフルエンザや風邪、体調不良時に表れる症状と似ているし、勝手に症状が治まります。
そのため自分で判断することはできません。
そして、一般的な血液検査でHIVを発見することはできません。
HIVの検査をできるのは
- 保健所
- 専門の検査病院
- 登録衛生検査所が出している検査キット
この3箇所だけです。
保健所は無料でHIV検査をしています。
検査の時間は決まっていて、時間が平日の午前中の1時間程度。
都心でも、週に1回程度と数が少ないのが難点です。
専門の検査病院は東京や大阪などの大都市くらいしか数がなく、有料になっています。
登録衛生検査所は、病院や保健所から検査の委託を受けている機関です。
検査キットを販売し、検査をしています。
検査の信頼性も高く、自宅で採血し検査所に返送して検査をしてくれます。
その便利さで、最近は郵送検査キットの販売が延びています。
悩んでも、誰もHIVかわかりません。
検査して結果を知ることしかHIIVの判断はできないのです。
郵送のHIV検査キット
郵送のHIV検査キットを注文すると数日で届きます。
中は
- ランセット
- 血液を写す紙
- 問診表や書類
- 返送封筒
検査機関によって細かくは異なります。
ランセットを使い指に軽く傷をつけ、血を出します。
糖尿病の人が血糖値を計ることに使うことも多く、痛みはほとんど感じません。
出た血で拇印をおすように、紙に写します。
問診表など必要書類を記載し、返送封筒に入れて送り返します。
2,3日で、インターネットを使い結果を知ることができます。
郵送の検査キットでは住んでいる地域はほとんど関係なく、スピーディーに検査をすることができます。
また誰にも知られずに検査できるのも人気の秘密です。
もしHIVに不安があり、保健所などにいけない場合は郵送検査キットが便利です。
イチオシの性病検査キット
●STDチェッカー
その特徴は
- 厚労省の精度検査で「100%完全一致」した唯一の郵送検査事業者。
- コールセンターは性感染症学会認定士など専門家が対応
- 全国42,000の医療機関ネットワークで万が一の時も紹介してくれる
- 採取を失敗しても再検査を無料で実施してくれる
- 注文者と一切紐づかない、完全匿名検査
- 宅配便注文で全国翌日受取可能!
- メール便は送料無料で、不在でも受けとり可能
数ある郵送検査キットのなかでも、信頼性がもっとも高い郵送検査キットです。
2015年に公開された厚生労働省のエイズ対策研究事業の精度検査で、唯一精度100%という結果になりました。
また、性病検査のスペシャリスト企業なので、コールセンターも性感染症学会認定士など専門家が対応し、万が一陽性だったとしても安心です。