「性病」というとチョット違うけど、C型肝炎も性行為で感染する恐れのある病気です。
肝臓はとても丈夫ですが、その分炎症をおこしても症状がわかりにくいため、気がついたときには手遅れということもあります。
ここではそんな肝炎を引き起こすC型肝炎ウイルスに関して、紹介します。
C型肝炎の症状
C型肝炎は慢性の肝炎ではほとんどの、自覚症状がありません。
何となく体がだるいとか、疲れやすいという程度です。
進行すると肝硬変、肝がんへ進む可能性があるので一応注意しておきましょう。
症状では判断が難しいので、以下の恐れがある人、その性行為の相手は検査しておくといいです。
- 1992年以前に輸血を受けた
- フィブリノゲン製剤を投与された
- 大きな手術を受けた
- 入れ墨をしている
- ピアスをしている
多くは、以前に医療行為で感染していて、感染に気がつかず放置していた人です。
C型肝炎の感染経路
C型肝炎ウイルスは、血液や体液によって運ばれ感染が広がります。
国立感染症研究所の資料によると、感染経路の割合は以下のようになっています。
- 医療事故 35%
- 性行為 21%
- 薬物使用 13%
- ピアス、刺青など 11%
ほとんどが血液にかかわり感染するので、他人の血液に触れないことが重要になります。
1992年以前の輸血、1994年以前のフィブリノゲン製剤はチェックが不十分で感染が広がっていました。
医療行政の怠慢で、増えているといってもいいかもしれません。
現在は性行為が2番目
性行為が2番目に多い感染経路になっています。
でも、B型肝炎ウイルスより感染力は弱く、性交渉や体液で感染することはとても低いです。
医療事故は頻繁に起きるものではないことから、生活の一部である性行為として割合を考えると、感染力はとても低いことが想像できます。
性行為で感染する可能性はあるけど、感染確率はかなり低い病気といえます。
C型肝炎の治療方法
すでにガイドラインが作られ、さまざまなステージの肝炎に対応が出来るようになっています。
インターフェロンという注射薬、C型肝炎ウイルスに直接効果を示す薬剤も開発され、治療の方法はとても豊富です。
もちろん感染者それぞれに状況は違うので、なんともいえませんが、発見さえできればそれほど心配する病気ではありません。
まとめ
C型肝炎は、どちらかというと性病ではないです。
性行為で感染はしますが、血液に接触することで感染する病気です。
ただ、検査をする機会もそれほど無いので、性病検査で一緒にしてもいいかもしれません。
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