ここでは、C型肝炎について、どのような病気なのか説明しています。
C型肝炎ウイルス（HCV）に感染して、肝炎が慢性化すると、わずかずつ病気の状態が進行していきます。進行の差異は人によって在り得ますが、全般的に２０年から３０年の歳月をかけて肝硬変となり、肝がんや肝不全となっていきます。
肝臓の病気の恐いところは、自覚症状がありません。
把握していない状況で肝硬変、肝臓がんへと進行します。
肝臓は沈黙の臓器といわれるほどとても耐性があるのですが、そのぶん自覚症状が出たときには相当に危険な状況なのです。
C型肝炎が慢性化してしまう場合は、気づかないうちに進行する恐い病気なのです。
C型肝炎の治療
恐いのですが、C型肝炎ウイルスに感染しても、全ての方が肝硬変や肝臓がんになることではないのです。
自然に治る人も見受けられると想定されているそうです。
血液検査でC型肝炎ウイルス抗体検査をして陽性がでても、過去に感染し気がつかないうちに治っていることがあります。
もちろん自然になおらなくても肝硬変や肝臓がんにならない人もいます。症状がない人に特別に治療を行う必要もありません。状況をみて、定期的な検診で経過を観察する程度です。
C型肝炎が慢性化した場合の治療法は、肝硬変や肝がんへの進行を止める治療になります。
B型肝炎とC型肝炎の違いは？
B型肝炎の特徴は感染していても、体内の免疫で肝炎を抑えている状況があります。肝炎が完治した状態ではないのですが、検査を実施し治療というものは一般にしない観察の期間です。
その一方で、C型肝炎は同様の症状が出ないような時期はありません。
肝炎であるというのが判明していれば治療を行う必要があります。
ウイルス性の肝炎は通常の健康診断や、血液検査では把握しません。B型肝炎、C型肝炎ともに自覚症状もない状況が多いので、一度はB型、C型の検査を受けていいかもしれません。
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